『STARDUST: Wish of Witch』 ― ドット絵が息づく、カード×SRPGの王道ファンタジー
願いを叶える星を巡り、戦士スターと魔法使いユウが旅立つ――『STARDUST: Wish of Witch』はターン制SRPGにカードシステムを組み合わせたファンタジー作品だ。
舞台は星にまつわる秘密を秘めた世界。プレイヤーは個性豊かな仲間たちとパーティを組み、章立てのストーリーを追いながら各地の戦場を攻略していく。
戦闘はクラシックなターン制SRPGをベースとしているが、本作の特徴はスキルをカードとして管理するシステムにある。手札やコストを意識しながら行動を組み立てる必要があり、限られた選択肢の中で最適解を探る戦術性が求められる。一方で、一部ユーザーからは「デッキ構築型カードゲームというよりスキル管理システムに近い」という意見も見られ、本格的なカードゲームを期待する場合は事前に確認しておきたい。
戦闘では敵の行動を読んで差し込むカウンターや、手札の組み合わせによるコンボが重要になる。さらに必殺技には迫力のある2Dアニメーション演出が用意されており、テンポの良さと戦術性を両立したバトルが高く評価されている。

開発を手がけるのは韓国のKniv Studio。フルボイスは韓国語に対応しており、緻密に描かれたドット絵や豊かな表情演出と合わせて、本作ならではの雰囲気を形作っている。
ユーザーレビューでは、ドット絵アニメーションの完成度やキャラクター表現、先が気になる王道ファンタジーストーリーを評価する声が多い。また、『ファイアーエムブレム』系とも『ディスガイア』系とも異なる独自の戦闘システムに新鮮さを感じるという意見も見られる。
その一方で、コントローラー操作時の向き指定や範囲選択、移動キャンセルの挙動、セーブ周りなど、UI・UX面の改善を望む声も挙がっている。ゲーム内容そのものへの評価は高いものの、快適性の面では今後のアップデートに期待するユーザーも少なくない。

ドット絵の王道ファンタジーが好きな人、戦術性の高いSRPGを求めている人、カードによるリソース管理を取り入れた新しいタクティクスゲームに興味がある人には注目の一本だ。
通常価格は2,800円。2026年5月29日に発売された。美しいドット絵と独自の戦闘システムが組み合わさった、近年のインディーSRPGの中でも存在感のある作品と言えるだろう。