カウボーイは躊躇などしない。早期アクセスながら「圧倒的好評」スタートの原動力は

「イーハー!」の掛け声と共に、6連発リボルバーとファイヤーボールを撃ち分ける——『Far Far West』は、奇妙な西部を舞台にした最大4人協力のシューターだ。Evil Raptorが手掛け、Fireshine Gamesが2026年4月28日に早期アクセスとして送り出した一作で、プレイヤーはロボットカウボーイの賞金稼ぎとなって町の保安官から契約を請け、呪われた土地に踏み込んでいく。

西部劇にロボットとオカルトを重ねた三重のジャンル融合こそが、本作最大のフックと言えるだろう。錆びた機械仕掛けの賞金稼ぎが呪術の渦巻く荒野を駆けるというビジュアルの異物感は、同種の協力シューターの中でも際立つ独自性を放っている。

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拳銃と呪文を切り替え、賞金を持ち帰れ

舞台はホコリっぽいサルーンと果てしない砂漠だけでは終わらない。呪われた鉱山、蘇る骸骨、唐突に襲い来る嵐、そして巨大な幽霊列車——プレイヤーが知る西部劇のイメージを意図的にねじ曲げた世界が広がる。

遊びの核にあるのは、銃と呪文をシームレスに切り替えながら波状に押し寄せるモンスターを捌き、ボスを討ち取って契約を完了させるループだ。

注目すべきはこの「シームレスな切り替え」で、刻一刻と変わる戦況に対し、銃弾か呪文かを瞬時に選択する戦術眼が求められる。加えて味方プレイヤーとの連携も重要で、ちょっとした判断ミスが命取りになるなか、仲間と力を合わせて窮地を乗りきったときの達成感は格別だ。

町に戻れば、銃や呪文、能力をアップグレードし、呪文ダメージ寄りか回復寄りか、あるいはヘッドショット特化かといった方向性で自分だけの賞金稼ぎを育てられる。スキンによる愛馬やキャラのカスタマイズも用意されており、繰り返し潜るたびに装備とビルドが磨かれていく構造だ。

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仲間と組んで奇妙な西部を生き抜きたい人へ

現時点では早期アクセスという扱いで、レビューでは難易度や報酬バランス、マルチプレイの民度などへの不満も見られる。しかし、スコア4.7という高評価が示すように、それらを補って余りあるほどの圧倒的楽しさと中毒性が悪評を評価につながっていると言えるだろう。難易度調整オプションも充実しており、協力シューターとしての遊びやすさにも配慮が見える。

最後に、まだ購入を迷っている人に向けて、現状もっとも「参考になった」とされている日本語レビューを抜粋して記事の締めとしたい。

「Q.早期アクセスゲームだし、まだ買うには早いのではないか?」
「A.カウボーイは躊躇などしない。今すぐにリボルバーを抜いてあいつらの眉間をぶち抜く。」