今週の一言

インディー新作と国内IPリバイバルが同時に登場し、新作ランキングは先週の顔ぶれからほぼ総入れ替えの週になった。

今週の注目タイトル

最新作ランキングでトップに躍り出たのは『ほの暮しの庭』。9,020円という強気の価格設定ながら評価4.1でスタートを切った。スローライフといわゆる「因習村」的な不穏さを掛け合わせた世界観が好評だ。レビューでは同じく日本一ソフトウェアの作品である『夜廻』と比較する形で、「夜廻では即死だった幽霊を鎌で狩れる」というカタルシスが繰り返し語られている。AUTOMATONの「Now Gaming」でも取り上げられ、発生中の不具合すらホラーの雰囲気と噛み合って"リアル怪異"として好意的に消費される稀有な現象が起きている点は特筆に値する。

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2位の『Mistfall Hunter』はPvPvEハクスラ。評価3.5と控えめなのは、装備ロストの仕様と回線問題への不満による低評価が主な要因だ。レビューでは「『エルデンリング ナイトレイン』や『ダスクブラッド』のような体験を求める層」が、ラグのほか日本サーバーがないことなどに苛立つ声が見られている。先週首位だった『Palworld / パルワールド』は3位に後退したが、評価4.6は健在。正式リリース後の運営姿勢とランダマイザー等の自由度が支持を集め続けている。

もう一作注目したいのが、準新作5位に新登場した『仁王3』。パリィ追加による戦闘の深化を歓迎する声と、オープンワールド化やサムライ/ニンジャ二択を蛇足と見る声で評価が分かれている。

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急上昇ピックアップ

Corsair Cove コルセア・コーヴ(最新作4位・新登場)

SIMCITYやトロピコ、Annoといった街作り系シミュレーションに、海賊というモチーフをかけ合わせるという新鮮な組み合わせで、初動から好評を獲得した。狭い崖地に梯子と橋を張り巡らせるゴチャついた立体構築が、むしろ海賊らしいとユーザーに愛されている。

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セフィリア(最新作6位・新登場)

正式リリース初日の同時接続は約1万5000人を記録。ドット絵×ローグライク×バックパック整理の相性が良く、最大4人マルチ協力とウサギ主人公の親しみやすさで評価4.6、40%オフセールによる後押しも効いた。

まじかる☆プリンセス(準新作10位・新登場)

20%オフで1,584円という価格に対し、フルボイス・Live2D・CG200枚超という物量で「破格」の評価。プリンセスメーカー系育成SLGとしての完成度で評価4.7を獲得している。

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気になるトピック

今週の話題を掘り下げるうえで外せないのは、各作品のコラボ関連施策だ。『めっちゃカメレオン』はインディー発の話題作『8番出口』とのコラボマップを実装、『ソニックレーシング クロスワールド』はミュータント・タートルズフェスタを開催。『まじかる☆プリンセス』は『Chill with You : Lo-Fi Story』とのコラボを実施するなど、運用型タイトル同士のコラボで話題を呼ぶ動きが目立った週になっている。

アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ』が今週圏外に落ちたが、映画『オデュッセイア』効果で『アサシン クリード オデッセイ』のプレイヤー数が発売8年目で倍増したというAUTOMATONの報道もあり、シリーズ全体の再燃が下支えになる可能性はある。

来週の見どころ

気になるのは、4Gamerの「今週のモチベ」で紹介された『MARVEL Tōkon: Fighting Souls』と『Beast of Reincarnation』の動向。格闘ゲーム・和風アクションとも国内で注目度が高いジャンルだけに、ランキング上位への食い込みがあるか要注目となる。『ほの暮しの庭』が9,020円という高価格帯でランキングをどの程度維持できるかも見どころで、初動の勢いが2週目にどこまで持続するかに注目だ。